HDL-AA HDD交換に挑戦

HDD交換できるか

今回は、アイ・オー・データ機器のNAS HDL-AAシリーズ(1ドライブモデル)のHDD交換にチャレンジしてみます。

前回「HDL2-AAのHDDは、HDL-AAに使えるか?」で2ドライブモデルのHDDが流用可能か試しましたがダメでした。となると単体でどうにかしないといけないでしょう。

交換手順の仮説

次の手順で試してみることにします。
1.HDL-AAのHDDを丸ごとコピーを行う。
2.HDL-XRなどで行った、データ領域を拡張する。
3.HDL-AAに組み込みフォーマットを行う。

手順的には非常に単純です。
必要な物として以下が必要になります。
・HDDを丸ごとコピーできる機器
  今回は、玄人志向 HDDスタンドを利用します。
・USB-SATA変換

HDL-AA分解

HDL-AAの外装はネジ1本で取り外すことが可能です。
シリアルNoが記載されている面にネジが付いています。
このネジを外し、カバーを後ろ側にスライドさせるとカバーが外れます。

赤丸のネジを外す

HDD取り出し

赤丸部分のネジを外すと本体からHDDを取り外すことができる。
写真の左側のネジは更に2本のネジでHDDについている固定金具が外れる。

HDDクローン作成

玄人志向 HDDスタンドに取り外したHDDとクローンを作るHDDをセットします。
今回1TBのクローン作製を実施しましたが約2時間10分程度かかりました。

クローンHDDの起動確認

クローンした2TBのHDDが正常に起動できるか一度組み込んで確認します。

HDD総容量2TBですが全容量994.62GBとなっており、元の1TBHDDと同じくなっていることを確認しました。ここまででクローンは成功しています。
では、次に容量の拡張を行ってみます。

領域拡張

もう一度HDDを取り外し、USB-SATA変換ケーブルでPCと接続します。
HDL-XRの時と同じように拡張をここみます。

未割り当て部分を割り当てたら・・・と対象のパーティションを右クリックしたところ!「ボリュームの拡張」がグレーアウトして変更ができません。
Windows10PCで実施していますが、どうやらWindows10では認識できないらしいです。

しょうがないのでダメもとでHDL-AA上でフォーマットを実施してみることとします。

結果は、全容量は変わらず、使用領域が減っただけでした。

結果 容量アップは失敗!

今回の検証では、容量アップすることはできませんでした。
次回試してみたいことを記載します。できるかは不明ですが・・・
・ パーティション をWindows10で認識できるようにして拡張を試みる
・Windows以外のOSで試す
・外付けHDDを利用してみる

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10 thoughts on “HDL-AA HDD交換に挑戦”

  1. HDL-AA2を6GBに変更できましたので参考にどうぞ。
    1. クローンまでは同じ方法でコピーをする
    2. 「Gparted」というソフト(OS)をネット上でダウンロードする
    3. コピーしたHDD をUSB-SATA変換ケーブル等でPCと接続する
    4. 「Gpated」を起動して6番目のパーティションのみをアンマウントし、未使用領域すべてFSX形式でフォーマットする
    5. 再度このパーティションをマウントしてHDL-AA上で初期化する
    6. 容量表示で確認する

    「Gpated」は Ubuntuの標準ツールにも入っています、使い方はネットでググってください。

    1. この方法で、できましたか?
      Gpartedでもxfs形式でフォーマットすることが出来なかったので
      Gpartedで未フォーマットでパーティションを作った後にRaidフラグにチェックを入れ
      HDL-AAから初期化でいけました

      今回クローンはせずにMacrium Reflect Free Editionを使って1-5番パーティションまでの
      イメージを作って、それをリストアすることで両方合わせても5分もかかりませんでした

      1. morさん
        コメントありがとうございました。

        >今回クローンはせずにMacrium Reflect Free Editionを使って1-5番パーティションまでの
        >イメージを作って、それをリストアすることで両方合わせても5分もかかりませんでした

        5分程度でできるなら最高ですね。
        ”Macrium Reflect Free Edition”使ったことが無かったのでこちらも勉強してみます。
        まさともさんの方法やmorさんの方法で試してみます。

        1. 何度か試しているのですが未だ成功していません。
          何かやり方が悪いんでしょうね
          引き続き試します。

          1. Macrium Reflect Free Editionでのイメージとリストアは
            上でのHDDクローンに当たるのでクローンですませるなら必要ない工程です
            Macrium Reflect Free Editionのイメージバックアップの利点は
            時間短縮とイメージ化による元のhddが手元から消失しても問題ない点です
            クローン化が出来ているのなら、後は適当なLinuxのLive CDで
            Linux上からGpartedを使ってパーティション6を削除したあとに、最大容量で
            パーティション6を未フォーマットで作り直します
            作ったらパーティション6にRaidフラグを立ててやってLinuxを使う工程は終わります
            あとは本体に戻して管理画面から初期化をやって終了です

  2. まさともさん
    2GBから6GBへの容量アップ成功情報ありがとうございます。
    Gpartedを使用して実施とのことで、早速試してみます。
    実は、downloadだけしてそのままにしていました。
    使い方勉強してやってみます。

  3. お世話になっております
    全く同じことを試そうと、こちらへお邪魔しました
    結果、AA3 モデルで 旧 3TB から 新 4TB HDD へ換装、容量アップできました。

    ---
    以下は失敗した点です

    6番目のパーティションを未フォーマットで領域確保、raidフラグをセットまで出来て、
    「HDL-AAから初期化する」とあるのに「フォーマット」してました。
    この場合、元々の 3TB しか使えないことになりました。

    「初期化」か!
    うっかり、頭の中で「フォーマット」と変換し、フォーマットボタンを押してました
    失敗失敗

    とても助かりました。ありがとうございました

    1. kisさん
      ありがとうございます。
      フォーマットじゃなく”初期化”ですね
      フォーマットしてました^^;
      やってみますね
      ありがとうございます。

  4. 最近、HDL-A2.0でHDDを2TBから8TBに変更しましたので方法をご紹介します。尚、ドライブの作業にはラズベリーパイ4B(※)を使用しています。
    ①HDDをそのままクローンする
    ②ラズベリーパイ4BにraspberryPI OSをインストールしてある状態で、
     ラズベリーパイにGpartedとxfsprogsをインストールしておきます。(コマンド画面で次を入力)
     sudo apt-get install gparted
    sudo apt-get install xfsprogs
    ③ラズベリーパイ4BのUSBに、クローン後のHDDを接続します。接続後、ラズベリーパイ4Bのコマンドでgpartedを実行します。
     sudo gparted
    ④gpartedが起動したら、クローン後のHDDドライブを画面で選択します。画面にパーテーションの状況が表示されるので、一番容量の大きいパーテーション(xfsフォーマット)を選択して、メニューの「パーテーション」→リサイズ/移動を選び。▶をマウスカーソルで移動させて「リサイズ/移動」をクリックします。
    ⑤ メニューの「編集」から、「保留中の全ての操作を適用する」を実行します。あっという間に完了しました。
    ※本体、microSD、DC5V 3Aアダプタ、microHDMI-HDMIのケーブル、モニタ、キーボード、マウスで構成されております。

    1. uriさん コメントありがとうございました。
      ラズベリーパイを使用した方法とは、恐れ入りました。
      まるっきり未知の世界です。
      HDL-Aシリーズは試したことが無いのですが
      いつかラズベリーパイ挑戦してみたいです。

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