HDL-XR対応RAID構成

アイ・オー・データ機器のHDL-XRシリーズが対応しているRAIDを見てみます。

対応RAIDを見てみると、RAID0,1,5,6となっています。
初期値(初期化後の設定)は、RAID6になっています。
今回テスト環境で動かしていますが250GB 4台で動かしていますので搭載HDD総容量1TB(1000GB)となります。以下使用できる容量は、トータル1TB(1000GB)の内どれだけ使用できるかを記載します。
尚、使用できる実用量は、「情報表示」→「ボリューム情報」で確認することが可能です。

全容量部分を見ると491GBになっていることがわかります。
この状態であれば2台のHDDに障害が発生してもデータにアクセス可能です。
尚、状態を見ると再構築中となっていますがこの状態でも共有フォルダを使用することが可能です。
が、再構築中にHDDに障害が発生したらデータ消失するかもしれません。
自分はHDL2-Hシリーズでやっちゃいました。再構築中にエラーになりデータがほとんど消えてしまいました。使用するHDDは、信頼のおける物を使用しましょう!

【RAID6(推奨設定です。ディスク2台の故障に対応します。)】

  RAID6になっていますのでパリティで2台分使用します。残りは2台分になりますので使用できる容量は、500GBになります。
この構成では、メニューに記載されている通り、2台のHDD障害でもデータは守られます。

【RAID1+スペアー(ディスク3台でトリプルミラーリングします。)】

 4台搭載しているHDDの内3台でミラー構成にする設定です。もう一台は、スペアーとなりますのでミラーの3台の内1台に障害が出たら切り替わる構成となります。
この構成は、最悪3台のHDDが壊れてもデータは守られる構成です。
よって使用できる容量は、250GBとなります。

【RAID5(ディスク1台の故障に対応します。)】

HDD4台でのRAID5になりますので使用できる容量は、750GBとなります。
この構成では、1台のHDD障害まではデータが守られます。

【RAID5+スペアー(ディスク1台の故障に対応します。)】

 搭載台数4台中1台はスペアになりますので、3台でRAID5を構成しますのでパリティ1台分を除いた、500GBが使用可能です。
この構成では、1台のHDD障害時にスペアと入れ変わり、その後もう一台の障害まで対応可能です。運悪く2台いっぺんに壊れたらデータは守れません。

【RAID0(ディスク1台の故障でデータを失います。)】

 RAID0ですので、搭載容量1TB(1000GB)そのまま利用可能です。
ですが、1台でもHDDの障害が発生すると全てのデータが消失します。

【暗号化(RAID・・・】

 RAIDボリュームを全体を暗号化します。そして利用するときには専用のUSBキーを本体に差していないと使用することができないことになります。
重要なデータを守るために使用しないときはUSBキーを外しておいて、万が一カセットの盗難や本体ごとの盗難にあってもデータを見れなくすることができます。

今後の予定


中々容量アップの話まで行きませんが
データが入ったままでの容量アップはこの機種ではかなり厳しいのかなと思っています。実際にまだやったことが無いので検証したいと思いますが
まずはデータの無い状態での容量アップを検証し、その結果でデータ有で検証したいと思っています。まだまだ先になりそうですみません。

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